不動産登記とは

不動産登記とは、土地や建物に関する情報(所有者は誰か、面積はどれくらいか、担保は付いているかなど)を、法務局が管理する登記ファイルに記録し、これを広く社会に公開することによって、取引の安全を図ろうとする制度です。不動産を購入した場合などは、不動産登記をすることによって、この不動産は自分のものであると公示できるようになります。

不動産の売買や融資など、売主・買主・金融機関の権利を保護するため、司法書士は当事者の意思確認や法律行為の有効性、書類確認をして、登記申請を行っています。

不動産登記は、司法書士にとってもっともポピュラーな業務です。

不動産登記事項証明書（登記簿）

出典　法務省ウェブサイト

表題部

不動産の物理的な情報（土地や建物、区分建物の内容）が記載されています。
また、表題部所有者（はじめの所有者）も記載されます。アンダーラインは、抹消された情報という意味です。
この部分の変更は、主に土地家屋調査士が行います。

権利部（甲区）（所有権に関する事項）

現在・過去の所有者の住所や氏名、持分などが記載されています。
また、取得に至った登記原因（売買や相続、贈与など）も記載されます。
この部分の変更は、主に司法書士が行います。

権利部（乙区）（所有権以外の権利に関する事項）

担保権（抵当権や質権など）の情報、用益権（賃借権や地上権など）の情報が記載されます。
この部分の変更は、主に司法書士が行います。

共同担保目録

担保権の目的になっている他の不動産の情報が記載されています。

枠外の欄

登記事項証明書の発行された日付や登記所が記載されます。

登記事項証明書の取得について

不動産登記事項証明書は最寄りの法務局で取得する事ができます。ただし、「住所（住居表示）」と「不動産の地番」は異なることが多いため、「住居表示」から「地番」を調べて法務局に請求することが必要です。
登記事項証明書の取得が面倒な場合は、当事務所が代行することも可能です。

費用の目安

種別	報酬額	登録免許税　他
登記事項証明書取得	1,000円／1通	480円／1通
地図証明書取得	1,000円／1通	430円／1通

その他、消費税・郵送料がかかります。