不動産の贈与

不動産の贈与を行う場合、贈与者(あげる人)から受贈者(もらう人)への所有権移転登記を行う必要があります。高齢の方の場合、判断能力があるうちに相続に備え、ご子息に生前贈与を検討される方もいらっしゃいます。

不動産贈与の際の注意点

贈与をされる場合は、税金の問題に注意が必要です。
贈与をされる際に、以下のような制度を考慮します。

  1. 相続時精算課税制度(相続税法21条の9)
    60歳以上の父母または祖父母から20歳以上(ともに贈与年の1月1日の満年齢)の子または孫へ贈与する場合
  2. 夫婦の間で居住用の不動産を贈与したときの配偶者控除(相続税法21の6)
    婚姻期間20年以上の夫から妻へ居住用不動産を贈与する場合
  3. 暦年課税制度の基礎控除 110万円

贈与税の相談をご希望の方には、税理士を紹介致します。

 

手続の流れ

ご相談 お電話でご予約ください。
事務所にお越し頂く際に、「ご準備頂きたい書類」をご持参ください。
書類作成 司法書士が贈与登記に必要な書類をお作りいたします。
意思の確認・押印 司法書士が贈与者、受贈者のご本人確認、意思確認を行います。その上で、贈与関係書類に押印をいただきます。
贈与登記申請 登記申請を行います。
登記完了後(申請日から約1週間で完了します)、書類一式をお客様にお届け致します。

 

ご準備頂きたい書類

贈与者(あげる人)について

    1. 不動産の権利証
    2. 固定資産の評価証明書
    3. 印鑑証明書(発行後3か月以内のもの)
    4. 住民票等(登記簿上の住所から変更がある場合)
    5. 実印
    6. 身分証明書(免許証など)

受贈者(もらう人)について

    1. 住民票
    2. 認印
    3. 身分証明書(免許証など)

 

費用の目安

種別 報酬額 登録免許税 他
所有権移転登記(贈与) 50,000円/1申請
(以下の額を加算)
評価額の0.02%
1,000円/1筆
固定資産評価額の 2%
住所移転登記 12,000円/1申請 1000円 × 不動産の個数
事前調査 331円/1通
完了後謄本 1000円/1通 480円/1通
戸籍・住民票等請求 1700円/1通 300円〜750円/1通